午後:債券サマリー 先物は小幅反落、黒田氏の所信聴取に反応薄

 11日の債券市場では、先物中心限月6月限は小幅反落した。この日、参院で実施された次期日銀総裁候補の黒田東彦氏の所信聴取には、市場は反応薄だった。
 債券先物は、後場に一時145円台に乗せる場面もあったが、おおむね144円90銭台で推移した。この日の参院での所信聴取では黒田氏が「より長期の国債を大胆に買っていく」などと発言したが、内容に目新しさはなく、反応は限定的だった。先週末に実施した30年債入札が堅調だったこともあり金利低下期待は強い一方、8日発表の米雇用統計の内容が良好だったことを受け、米国10年債は2.04%に上昇している。米株市場が最高値を更新するなど今後、リスクオン姿勢が一段と強まれば、債券市場には売り圧力が強まりそうだ。
 先物6月限は144円91銭で始まり、高値は145円02銭、安値は144円83銭、終値は前週末比6銭安の144円97銭。出来高は2兆5546億円だった。10年債の利回りは前週末比0.010%上昇の0.660%、20年債は同0.040%上昇の1.635%、30年債は同0.015%上昇の1.770%だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)