米2月雇用統計結果を受けて

ドル円の上昇は続くか?
金曜日に発表された、米2月雇用統計はヘッドラインの失業率と非農業部門雇用者数が共に予想よりも大幅に強い結果となりました。

失業率 7.7% (予想:7.9%)
非農業部門雇用者数 +23.6万人 (予想:+16.5万人)

ただし、非農業部門雇用者数の前月分が+15.7万人から+11.9万人と大きく下方修正されていました。また失業率が予想より大幅に改善したのは、就職をあきらめた人が多かったことから、労働参加率が63.5%に0.1%下がったことで、労働人口が前月比13万人減となったことが主因でした。

以上を総合して考えると、今回の雇用統計の結果は確かに良い結果ではあったものの、ヘッドラインから受ける印象ほどは良くはなく、今後景気が上向きになってきた時に労働参加率が回復する中で失業率の低下傾向を続けるのは難しい、という事がわかります。

したがって、今回の雇用統計結果からはQE3の早期縮小などの思惑が高まるとは考えにくい為、米長期金利が継続的に上昇していく、とは予想していません。

このところのドル円の上昇は、日米株価の上昇もさることながら、米長期金利の上昇に支えられている面が多分にありますので、米長期金利が上げ渋るようであれば、ドル円も同様の展開になる、と予想できます。