外為サマリー:一時1ドル96円70銭台へ円安加速、臨時日銀会合への観測広がる

 12日の東京外国為替市場の円相場は、午前10時時点で1ドル=96円51~52銭近辺と前日午後5時時点に比べ46銭の円安・ドル高。対ユーロでは1ユーロ=125円79~83銭と同86銭の円安・ユーロ高で推移している。
 円は対ドルで5日続落。午前8時30分過ぎには96円71銭と2009年8月以来、3年7カ月ぶりの円安水準を記録している。日本経済新聞が12日未明に「黒田東彦氏が日銀総裁に就任すれば、早期に臨時会合を開いて緩和策を打ち出す可能性を示唆した」と報道したことを受け、円売りが強まった。次期総裁は3月20日に就任し次回会合は4月3~4日に予定されているが、市場には臨時会合開催の観測は以前から流れており「3月22日あるいは25日頃が有力」との見方も出ている。
 3月下旬に臨時会合を開催するとすれば、4月初旬の日銀会合での金融緩和を決定するのより前倒しで円安が進むことに対応する必要が出てくるため、この日は円売り・ドル買いが強まった。
 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.3029~30ドルと前日午後5時時点に比べ0.0022ドルのユーロ高・ドル安となっている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)