日・米・欧で好悪材料が混在

日銀臨時会合を巡る思惑も、ポイント突破に苦戦-ドル円
※ご注意:予想期間は3月13日と表示されていますが、本日(12日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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 連日の史上最高値更新を見せるNYダウの影響から、依然としてリスク選好姿勢優勢の流れは続いています。

 「次回会合(来月3-4日)を待たず、臨時会合を開いて迅速に追加緩和策を決定」との一部報道を再度囃したてる動きから、今朝方からはドル円がジリジリと値を上げる場面も見られています。しかしながら急膨張している海外勢のいわゆる“にわかドルロング”の利益確定売りが96円後半では目立ち始めており、目先のポイントとされる96.717円・Bid(09/8/12高値)は突破できない状況となっています。
揉み合いから上放れ-ユーロ円
 一方で125円絡みの揉み合いをNY中盤にかけて続けたユーロ円でしたが、その後は上放れしてきています。前記した臨時会合への思惑も後押しする形となっており、126円ラインへの続伸を見せました。しかしながら昨日は主だった経済指標もなく、各通貨共に大きな動きにはつながっておりません。
メイン不在の中で駆け引き
 こうした中で本日は、英・仏・独で“そこそこ”の経済指標が予定されています。しかしながら“メイン”となり得るイベントは不在であることから、“NYダウ高騰を意識したリスク選好の継続性”と“ポジション調整”との駆け引きが注目されるところです。

 今朝方から日銀絡みが話題となっている中、本日は岩田・中曽両氏の所信聴取も行われています。このため日銀追加緩和絡みの期待感が加速するような材料でも飛び出すようなことがあると、前記した目先のポイントを突破して売買オーダーが交錯する97円ラインを巡る攻防となってもおかしくありません。
方向性が定まらぬ状態、両睨みで…!
 しかしながら一方で、昨日もイタリア・スペインの国債利回りは上昇しているなど、欧州情勢は予断を許さないものとなっているのも事実です。混迷を極めているイタリア政局も問題解決には向かっておらず、いつ懸念材料が飛び出してもおかしくありません。
 
 米雇用統計を終えたことで、マーケットは次のメインテーマを探しあぐねています。そうした中で日・米・欧で好悪の材料が混在している状況では、方向性が定まらぬのも無理からぬところです。「両睨みが必要」であることは、念頭に置いて対応したいところです。
ドル円日足チャート抵抗・支持ライン
USD/JPY
上値5:97.759(09/8/7高値)
上値4:97.144(09/8/11高値)
上値3:96.849(ピボットハイブレイクアウト)
上値2:96.717(09/8/12高値、2/25の161.8%戻し)
上値1:96.554(3/8高値,ピボット2ndレジスタンス)
前営業日終値:96.258
下値1:95.940(3/11安値、ピボット1stサポート、大台)
下値2:95.595(ピボットローブレイクアウト)
下値3:95.000(大台)
下値4:94.781(3/8安値)
下値5:94.355(日足・一目均衡表転換線、2/25~3/8の38.2%押し)
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18:02 抵抗・支持ラインを追加