<株式トピックス>=共通番号「マイナンバー」制度導入で関連銘柄は?

 政府は1日、国民一人一人に番号を割り当て所得や納税実績、社会保障に関する個人情報などを一つの番号で管理する共通番号「マイナンバー」制度の関連法案を閣議決定して国会に提出した。法案には民主党も賛成の方向で、今国会で成立する可能性が高い。政府は2016年1月の利用開始を見込んでいる。
 マイナンバー制度は、各個人の所得水準や年金、医療サービスなどの受給実態を正確に把握し、効率的な社会保障給付を実現することを目指す。行政事務の簡素化、効率化や、生活保護の不正受給や脱税の防止効果などが期待されている。
 マイナンバー制度の導入で最も恩恵を受けるのがシステム構築に関わる企業。過去に社会保険オンラインシステムや、住民基本台帳ネッワークシステムなど、公共・官公庁関連向けのシステム構築で実績のあるNTTデータ<9613.T>が一番手として注目される。さらに、地方自治体向けのシステム開発に強みを発揮してきたアイネス<9742.T>や、ジャパンシステム<9758.OS>。年金系のシステム開発を得意とするDTS<9682.T>、官公庁や自治体など向けに業務最適化やシステム効率化支援などを展開しているITbook<3742.T>などにも見逃せない。
 また、実際の国民への通知などダイレクトメールの印刷・発送請負では社会保険庁の「ねんきん定期便」などで実績のあるトッパン・フォームズ<7862.T>、ICカード関連では、印刷大手の凸版印刷<7911.T>、大日本印刷<7912.T>。売上構成比でICカードの比率が高いのが共同印刷<7914.T>。変わったところでは、書類の仕分け・不備確認・データ入力から、顧客への資料・商品発送まで、バックオフィスでのワンストップオペレーションサービスを提供しているもしもしホットライン<4708.T>も注目だ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)