米景況感への期待あるも…?

イベント不在、利益確定が優勢に-ドル円・クロス円
※ご注意:予想期間は3月14日と表示されていますが、本日(13日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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 主だったイベントが不在の中、昨日は利益確定の円買い戻しが優勢となり、ドル円・ユーロ円、そして豪ドル円等はおよそ約1週間ぶりの反落へと転じています。

 「次回会合(来月3-4日)を待たず、臨時会合を開いて迅速に追加緩和策を決定」という一部報道を再び囃す動きを背景に東京タイム序盤にかけて円売りが進行したものの、その後は急速に伸び悩みに転じました。そうした状況下で「岩田・日銀副総裁(積極緩和派)人事に民主党は反対で決定」と報じられたことで、過熱感のあった円売りにポジション調整が促されたからです。こうして欧州タイム序盤にかけてドル円は、95円半ばへと値を落としました。

 もっともスペイン国債入札が無難に終了したことから、調整が入っていた株式市場でしたが欧州株は上昇しました。これにつられる形でわずかではあるもののNYダウは史上最高値更新(6連騰)を見せ、投資家心理は改善しました。こうして一時95円半ばまで値を落としていたドル円は、NYタイム中盤以降は96円ライン付近へと値を戻し、揉み合ったままで昨日の取引を終えています。
米景況感への期待感が再び台頭する…?
 こうした中で本日の展開ですが、イベント的には米小売売上高が注目されるところです。前回(+0.1%)を大きく上回る+0.5%が予想されており、予想通りの好内容となればさらなる米景況感への期待感が台頭してもおかしくないところです。そうなると昨日高値が面合わせとなっている96.717円(09/8/12高値)を再度試す動きも想定されるところです。

 もっとも先週の米雇用統計のポジティブサプライズで、米景況感に対する期待値のハードルがさらに上方修正された感は否めません。また依然として未解決となっている「米財政の崖」や、さらには米国債の格下げ懸念(ムーディーズ)等、ネガティブな要因が不在というわけでもありません。このためリスク選好一辺倒に傾斜するとも思いづらく、上値は押さえられやすいと考えられるところです。
ただしポジション調整の加速には警戒を…
 “米景況感への期待感”+“日銀追加緩和への思惑”が根強い状況からは、下値が限定されると見るのが自然です。しかしながらこれまでのドル買い・円売り、そして株価上昇に関しては、やや過熱感も纏わりついています。ちょっとした材料からポジション調整が加速する展開には、引き続き、警戒感を持っておきたいところです。
ドル円日足チャート抵抗・支持ライン
USD/JPY
上値5:97.759(09/8/7高値、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:97.206(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:97.144(09/8/11高値)
上値2:97.000(大台)
上値1:96.717(09/8/12高値、3/12高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:96.063
下値1:95.641(3/12安値、ピボット1stサポート)
下値2:95.070(ピボット2ndサポート、大台)
下値3:94.781(3/8安値)
下値4:94.574(日足・一目均衡表転換線)
下値5:94.486(2/25~3/12の31.8%押し、ピボットローブレイクアウト)
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14:57 抵抗・支持ラインを追加