<私の相場観>=SMBC日興証券・株式調査部部長 西 廣市氏

 株式市場はここ急騰してきた反動もあって目先調整含みの動きとなったが、今後は底堅さを発揮し、日経平均株価の当面のレンジとしては1万1500~1万3000円での推移を予想する。

 短期的に過熱感があることは事実だが、株式市場を取り巻く環境は悪くない。米国景気の回復に加え、世界景気にも回復の兆しが見えることや、為替市場では円高修正の動きが進む中、来期の企業業績回復への期待も膨らんでいる。

 さらに株式需給面からは最大の買い主体である外国人投資家が、2月第4週までに16週連続で買い越すなど日本株の上昇を後押ししている。

 ここ最近、売買シェアを高めている個人投資家の存在も無視できない。個人の信用取引の買い越しは11週連続となっており、短期筋中心に買い意欲は旺盛だ。

 一方、個人の現物取引は売り越しが続いているが、これは株価上昇過程で塩漬け株がほぐれていることを意味しており、タイムラグはあっても資金は市場に回帰してくる方向となろう。株が(思うように)売れる相場というのは強い、ということを改めて認識しておきたい。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)