<話題の焦点>=インターネット広告、新しい手法続々、市場拡大中

 インターネット広告市場が引き続き好調だ。電通<4324.T>が2月に発表した日本の広告費総額は前年比3.2%増の5兆8913億円と5年ぶりの前年比増となったが、中でもインターネット広告市場は同7.7%増の8680億円と高い伸びとなった。アベノミクスにより景気回復の足どりが強まれば、13年には初の1兆円台も視野に入ってこよう。

 ネット広告は進化を続けている。バナー広告やタイアップ広告、アフィリエイト広告などの手法はもはや馴染みの深い手法になったが、膨大なデータを処理するアドテクノロジーを活用し、広告の最適化を自動的・即時的に支援するような検索連動型(リスティング)やアドエクスチェンジなどの運用型広告も今では広く知られるようになった。

 古くからある手法でもアフィリエイト広告は2ケタ成長を続けている。また、ヤフー<4689.T>は画面に表示された広告の上にマウスのポインターを置くと、画像が閲覧者の目を引くように動き出す「リッチ広告」に注力するなど多様化も市場を拡大させている。成長分野に強い企業に注目したい。

◆主な広告手法と関連企業

☆バナー:帯状の画像ファイルにリンクを張り広告主のページに誘導する手法
 エキサイト<3754.OS>、ヤフー<4689.T>、GMOアドパートナーズ<4784.OS>など

☆アフィリエイト:サイトにバナー広告などが表示され、クリックや購買行動など実際に成果が発生するとサイト運営者に報酬が支払われる手法
 インタースペース<2122.T>、ファンコミュニケーションズ<2461.OS>、アドウェイズ<2489.T>、バリューコマース<2491.T>など

☆リスティング:検索エンジンにキーワードを入力して検索した際、その内容に対応した広告が表示される手法
 アイレップ<2132.OS>、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム<4281.OS>など

☆行動ターゲティング:ユーザーの行動履歴から興味や関心のありかを解析して、それに適合した広告を配信する手法
☆コンテンツ連動:サイト内のコンテンツに連動して広告を配信する手法
 アドウェイズ<2489.T>、バリューコマース<2491.T>、サイバーエージェント<4751.T>など

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)