<動意株・13日>(大引け)=ヤマタネ、保土谷化、日配飼など

 ヤマタネ<9305.T>=急伸。同社は倉庫の準大手で、米穀卸の大手でもある。一段の金融緩和に伴う不動産市況の上昇観測から、含み資産株として倉庫株が買われる一方、15日にも安倍首相がTPPへの交渉参加表明を行うとの観測が強まる中、政府の農業支援策により、米ビジネスでも恩恵があるとの見方がある。

 保土谷化学工業<4112.T>=急動意。有機EL関連の有力株として折に触れて市場で人気化する銘柄。有機ELディスプレーの世界市場規模は3年後には1兆4400億円程度までに拡大するという試算もある。同社は有機ELの発光材料を手掛けており、独自技術を擁している。また、株式需給面の思惑もある。昨年来、同社の筆頭株主の東ソーが保有株を減らしているほか、信託銀行経由でも継続的に保有株の減少傾向が続いている。

 日本配合飼料<2056.T>=反発。安倍首相がTPPへの交渉参加表明を15日にも行うとの観測が強まっているが、TPPへの参加が決定した場合、飼料原料の輸入関税が引き下げられる可能性があり、同社の収益改善につながるとの期待から思惑買いが入っている。

 芦森工業<3526.T>=一時ストップ高。1月10日につけた148円の昨年来高値を大きく更新。同社は消防用ホースの最大手で、防災関連の材料を内包している。株価低位で仕手性が強く、時折噴き上げる習性があることから、きょうは目先の値上がりを狙った短期資金が集まっている。

 ラサ工業<4022.T>=急騰。低位材料株で突発的な人気化素地を持っているが、出来高の増勢次第では3月7日に上ヒゲでつけた昨年来高値159円払拭も視野に入れる動き。同社が手掛けるがれき処理用破砕関連機器や下水道掘進機は復興関連の政策テーマに乗る。また、このほかにも切り口多彩でLED向けガリウムなど電子材料分野に成長思惑を内包しており、株価人気化を加速させる可能性も。

 兼松日産農林<7961.T>=高値圏で小動き。同社は10年3月期以降、黒字体質が定着。地盤改良、木材加工など独自技術を背景にした業容拡大が継続している。また、国産材を中心とした木材を利用して住宅を新築した場合、30万円分の商品などと交換できるポイントがもらえる「木材利用ポイント制度」が4月からスタート。緊急経済対策の一環として今年度補正予算に盛り込まれたものであり、3月8日に林野庁から発表されている。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)