米株式市場頭打ちならドル円も調整安に

S&P500は史上最高値目前で折り返し?
現在の「アベノミクス相場」による円安は、日本の金融・財政政策の大転換に対する期待から進んできた、と考えられています。もちろんそういった要因は大いにあったと考えられます。ただ、値動きだけを見ると、11月後半からのドル円の上昇と一番相関しているのはNYダウの値動きです。

今の円安相場は、日本の貿易赤字の定着や、アベノミクスへの期待で円高圧力が取り除かれたところで、NYダウが上昇して引っ張られた、と考えられます。

そのNYダウですが、昨日は2.77ドル高とかろうじて6営業日連続で史上最高値を更新しましたが、史上最高値を目前にしていたS&P500は昨日やや下げるなど、上値が重くなってきた可能性があります。もっともここまで年初からだけ見ててもNYダウは10%以上上昇していますので、多少の調整はむしろ当然と言えます。

もしNYダウがしばらく調整安の動きとなれば、最初にご紹介したように相関性が高くなっているドル円も調整安となると予想できます。最近の相関から見ると、もしNYダウが14000ドル程度まで下落すれば、ドル円は92円台前半程度まで下落すると予想できます。