電線地中化、送電線関連【1946】トーエネック調整場面か

株価出直りには調整必要【1946】トーエネック

中部電力系の電気工事大手。売買単元は1000株。

株価は昨年9月11日に付けた391円から今年1月15日にかけて486円と反発していた。業績面でも2012年度との比較で売上1.6%の微増ながら、一株純利益ベースで3倍の16.6円(前期は5.5円、前々期は22.8円)と回復傾向を見せていた。

平成23年12月22日に工事用資材の架空発注発覚に対して、「建設業法上の資格取得申請に係る不正行為および工事用資材の架空発注について」を公表。
平成24年4月5日には建設業法上の資格取得申請に係る不正行為について調査結果を明らかにした。
平成24年5月23日には両事案によって監督官庁からの処分等を受け、関係者の処分を済ませたことを公表した。
これで一連の不祥事を消化し、さあ、これからという状況といえた。

そこに、東京電力、関西電力が発注する送電線工事、電線地中化の談合疑惑で公正取引委員会が関係30社に独禁法違反(不当な取引制限)の疑いで立ち入り調査との3月13日の報道だ。
今回、同社は報道ベースで名前が挙がっているわけではないが、株価、業績立ち直り傾向を見せていた矢先だけに、いかにもタイミングが悪く、調整材料を浴びた格好といえる。

チャート面では450円を越えたあたりから、利確も出始め、株価は一服傾向を見せていた。PBRは0.6倍で割安感があるがPERは28.6倍にまで買われていたことから、やや人気先行状態といえた。
ここは出直りのための調整場面ととらえたい。

出来高は薄く、じり安傾向が続いていたので大きくは下げないと見ている。ここでしっかり売りをこなせば出直りも早くなろう。