米景況は依然として強気も…?

欧州絡みはリスク回避-ユーロ売り
※ご注意:予想期間は3月15日と表示されていますが、本日(14日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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 昨日はユーロ売り・ドル買いが目立つ一日でした。

 注目のイタリア国債入札は期待はずれに終わり、また欧鉱工業生産も予想以上に減少するなど、欧州絡みのリスク回避姿勢が台頭したからです。このため米格付大手・S&P(スタンダード&プアーズ)は「依然として欧州経済見通しは非常に脆弱」とコメントを出しており、この影響でユーロドルは1.30ドルを下抜け、昨年12月10日以来の安値更新を見せています。
一段と楽観論増幅-ドル買い
 一方でもう一つの注目である米小売売上高は、事前予想を大きく上回る好内容となりました。この影響で米景況に対する楽観論は一段と増幅し、幅広い通貨に対してドルは買われる展開となりました。こうして前日から続いた利益確定のドル売りの流れは反転し、ドル円は96円前半へと値を戻しています。
上方修正された“米景況への期待値ハードル”を突破できるか?
 こうした中で本日の展開ですが、まずは現在のドル買いの継続性が注目ということになります。米景況への楽観論は、世界的な株高の流れを復活させつつあります。このため日経平均をはじめとするアジア株式の反発と共に、ドル円にも上昇圧力が発生する可能性が指摘されるところです。

 一方で、昨日高値(96.250円)~一昨日高値(96.709円)にかけてはドル売りオーダーが分厚く積み上がっており、上値への動きを阻害する可能性が指摘されるところです。本日は米卸売物価指数も予定されていますが、好内容となった昨日の米小売売上高の影響から“米景況への期待値ハードル”はさらに上方修正された感が否めないところでもあります。強気予想となっていますが、充分に注意しておく必要がありそうです。
欧州情勢にも引き続き注意を…!
 欧州情勢に関しても、引き続き注意が必要と見られます。先週末には米格付大手・フィッチがイタリア国債の格下げを行っており、これが欧州株式の下落を主導しているとの指摘もあります。欧州悲観論から来るユーロ売りが、円売りの足を引っ張るといった“いつものパターン”になることも想定されますので、95円半ばを下抜けて95円ラインを試す展開というのも、一部では想定しておきたいところです。
ドル円日足チャート抵抗・支持ライン
USD/JPY
上値5:97.759(09/8/7高値)
上値4:97.223(ピボットハイブレイクアウト)
上値3:96.717(09/8/12高値、3/12高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:96.416(ピボット1stレジスタンス)
上値1:96.250(3/13高値)
前営業日終値:96.095
下値1:95.609(ピボット1stサポート)
下値2:95.443(3/13安値)
下値3:95.122(ピボット2ndサポート)
下値4:95.000(大台)
下値5:94.781(3/8安値、日足・一目均衡表転換線、ピボットローブレイクアウト)
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14:41 抵抗・支持ラインを追加