東京株式(大引け)=141円高、後場買い直され新高値

 14日の東京株式市場は終始買いが優勢の地合いで、一時前日終値近辺まで伸び悩む場面もあったが、後場買い直され高値圏で引けた。大引けの日経平均株価は前日比141円高の1万2381円と反発、昨年来高値更新となった。東証1部の売買高概算は28億6205万株、売買代金は2兆653億円。値上がり銘柄数は1020、値下がり銘柄数は554、変わらずは130だった。
 きょうの東京市場は前日の米国株市場でNYダウが小幅ながら9日続伸しているほか、為替市場で朝方は円安方向に振れていたことから、リスク選好ムードの中で始まった。米国では2月の米小売売上高が予想以上の上昇をみせるなど、米国景気回復への期待感が一段と強まっていることも買い安心感をもたらせている。ただ、前場は寄り後に急速に伸び悩み、10時半ごろには前日終値近辺まで上げ幅を縮小する場面もあった。後場に入ると再度上値を慕う展開に。午後に衆院で日銀総裁と副総裁の人事案が可決、これが追加緩和シナリオに変化なしとの認識をマーケットに与え、不動産や含み資産関連に物色資金が集まった。また、株価指数先物を経由した裁定買いも全体相場を押し上げている。
 個別では、三井不、菱地所、東建物などの不動産株が大幅高、井関農、都競馬なども買われている。信越化が物色され、ニコンも買われた。丸運、保土谷などの低位材料株も人気。半面、JTが東証1部トップの大商いも軟調、海洋掘削が急落したほか、コマツも安い。三井ハイテク、モリテックス、油研工なども値を下げた。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)