<私の相場観>=光世証券・市場営業部門トレーディンググループ課長代理 小川 英幸氏

 TPPの交渉参加の発表が早まるとの報道が好感され、日経平均は一気に1万2000円台に上昇した。他にも、新体制による初めての日銀政策決定会合が日程を繰り上げて行われるとの観測が出るなど、安倍政権はスピード感に溢れており、投資家がリスク許容度を上げる要因となっている。

 さすがに11月中旬から日経平均で45%弱上昇しているため、指数の上値は重くなっているが、続々と材料が出てくるために循環物色が効いており、一気に弱含む展開は考え難い。今後1カ月の日経平均のレンジは1万2000円から1万2800円となるだろう。

 ダウンサイドリスクは、国内要因では新体制による政策決定会合における緩和策が不十分で為替が円高に振れること、海外要因では欧州・中国の景気の一段の減速が挙げられる。しかし、このような場合でも下値余地は1万1800円辺りとそれほど大きくないと想定している。

 物色先としては、メタンハイドレートやLNGに絡んだエネルギー関連や、今後の海外からの長期的な資金流入が見込まれる時価総額の大きい銘柄群を注目している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)