<動意株・15日>(大引け)=やまびこ、カーボン、宇徳など

 やまびこ<6250.T>=3連騰。稲作関連機械や畑作・果樹関連機械など農林業機械の大手で、TPP交渉参加で国内の農業強化が急務となれば、高性能な農業機械への需要が高まるとの期待がある。今3月期通期予想の連結営業利益を19億円から21億円(前期比25.2%減)へ増額修正しているが、第3四半期で20億6700万円を計上しており、更なる上振れ期待が高まる。

 日本カーボン<5302.T>=反発。13年12月期は炭素製品の回復を見込むほか、為替の円安効果もあって、連結経常利益は前期比65.0%増の31億円と大幅な収益改善を見込む。また、航空機部品に使用される炭化ケイ素繊維の成長性に期待が大きい。加えてPBRが0.8倍台と指標面で割安にあることなど、手掛かり材料は豊富。

 宇徳<9358.T>=続騰。連日で昨年来高値を更新。港湾運輸大手で港湾荷役を幅広く手掛け、TTP関連として倉庫株や海運株が軒並み高になっていることから連想買いが入った。上げ足の軽さが短期資金を呼び込んでおり、思惑先行で買い気が盛り上がった。

 ダイキン工業<6367.T>=続伸。エアコンの世界トップシェア企業として、海外資金の買いに厚みが加わるとの観測が強い。輸出比率は6割を超え、欧州向け比率も高いことで知られるが、最近の円高修正の動きは輸出採算の改善効果が見込まれる。一方、深刻化する「PM2.5」でその対応が急がれており、同社の空気清浄機需要拡大に期待が掛かる。

 ブイ・テクノロジー<7717.T>=上伸。同社は液晶やプラズマパネルなどへの検査装置を主力とするが、中国大手メーカーからの大口受注が相次ぐなど、これまで低迷していた受注環境に明るさが見えており、株価はこれを織り込みに入った。11年3月には高値80万円近辺に買われた経緯があり、ボラティリティの高さから短期資金の注目度は高い。

 滝沢鉄工所<6121.T>=出来高急増で大幅高。東証は14日、同社を21日付で1部に指定することを発表、これを好感する買いが集中。同社は東証2部上場、NC旋盤の売上高が全体の約70%を占める工作機械メーカー。業績は今3月期営業利益が2%増の16億5000万円。経常利益は同3%減の15億8000万円の見通しだが、今期1円増配の4円配当を計画しながらPERは0.8倍台と割安感が強い。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)