<株式トピックス>=注目度高まる公示地価発表

 来週は、19~20日のFOMC(米連邦公開市場委員会)開催や、20日の黒田東彦日銀新総裁就任に伴い、週後半には新体制による臨時の金融政策決定会合が開催されるとの観測も浮上するなど、20日「春分の日」の休場を挟んで重要なイベントが目白押しだ。
 そのなかでやや隠れぎみとはなっているものの、21日には国土交通省から公示地価が発表される。同省が2月26日に発表した「地価LOOKレポート」によると、13年1月1日時点で、全国150地区のうち約3分の1に相当する51地区の地価が3カ月前と比較して上昇している(ちなみに下落は25地区、横ばいは74地区)。
 これにともない、公示地価発表に対する関心が高まるものと予想され、この発表の内容次第では、不動産株に対する物色意欲が継続する可能性もある。ただ、発表後は材料出尽くしと受け止められ、利益確定売りが優勢となることも警戒しておきたい。ただ利食い売りが一時的に先行しても、中期的な不動産株の上昇トレンドを揺るがすような事態にはなりそうもない。安倍晋三首相の掲げる「脱デフレ」への重要な条件の一つともなる地価の下げ止まりから上昇に関心が集まっている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)