PM2.5問題から、天然ガスへの需要増加を連想<1605>国際石油開発帝石に注目!

なぜ大気汚染の問題で、原油・ガス開発の会社なのか?
PM2.5問題では、少し視野を広げて国際石油開発帝石に注目しています。

なぜ大気汚染の問題で、原油・ガス開発の会社なのか?
それはPM2.5問題は、中国の石炭の大量消費というエネルギー問題が原因と考えられるためです。

PM2.5とは、直径2.5マイクロメートル未満の粒子状汚染物質のこと。
(PMとはParticulate Matterの略。2.5マイクロメートルは人間の髪の毛の1/30の太さ)

石炭による火力発電では煤塵が発生しますが、この一部は非常に小さく、これがPM2.5として大気を汚染していると言われています。この非常に小さい煤塵を完全に取り除く技術は、世界的にもまだ確立されていないため、中国にとってPM2.5問題の根本的な解決策は、エネルギー消費の大部分を占める石炭を代替エネルギーに転換することになります。

2011年時点、中国のエネルギー消費に占める石炭の割合は67%に対し、天然ガスは3%。
(日本は石炭22%、天然ガス18%)
※出所:IEA「Energy Balance of OECD,Non OECD Countries 2011」

現在中国は、2015年までに石炭の割合を65%に減らす一方、天然ガスの割合を7.5%まで高めようとしています。

環境問題とエネルギー問題は中国のみならず、各国にとって重要課題であり、世界的に天然ガスへの需要が今後さらに高まると見ています。北米ではシェールガスの生産が本格化しており、カナダのシェールガスプロジェクトの権益を保有する同社への注目度も増しそうです。仮に安価な米シェールガスが商業化された場合、国内の天然ガス価格が暴落することで、同社が保有する権益の採算悪化懸念はありますが、現時点ではそれ以上に今後のガス需要の高まりの方が大きいと見ています。

業績では、売上・利益共に2010年の落ち込みからV字回復傾向にあり、3Q期決算では通期業績の上方修正を発表。原油価格・為替の4Q想定レートも保守的な見通しです。

3/15時点の原油価格(ブレント):110.08$
4Q想定レート:100.00$

3/15時点の為替(ドル円):95.24円
4Q想定レート:85.00円

原油価格(ブレント)が1ドル上昇(下落)した場合、当期純利益+18億円(△18億円)。
為替(ドル円)が1円安く(高く)なった場合、当期純利益+22億円(△22億円)。
※同社HP業績予想より

国内では、メタンハイドレート採取成功のニュースも合わさってエネルギー業界に追い風。
中期的な視点から、原油・ガス開発生産の国内最大手である同社に注目です。

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