<私の相場観>=証券ジャパン・調査情報部長 大谷 正之氏

 これまでは金融緩和を手掛かりに理想買いの状態が続いたが、今後は14年3月期の業績向上を織り込みながらの現実買いの段階に入りそうだ。

 外国人投資家は、3月第1週に過去最高の1兆円超の買い越しを記録するなど、攻勢を強めており、リスクオンの姿勢が鮮明となっている。外国人投資家が高水準の買い越しを継続しているのは、安倍政権がデフレ脱却に向けて実現可能な政策を打ち出していることを評価しているためだ。

 今後の相場を判断する上で気を付けたいのは、大型株でも大幅な利益成長の可能性が高まるなど、従来の常識が覆されるという点だ。

 物色動向は、円安による効果に加え、海外販売が回復している自動車をはじめ、復調の兆しがみえはじた半導体関連に注目。また、景気回復や賃金引上げに伴う個人消費活発化による小売りセクターも見逃せない。

 個別銘柄では、高付加価値のLEDヘッドランプの採用拡大に加え、円安も寄与するスタンレー電気<6923.T>、対ユーロ1円の円安で約7億円の増益要因と試算されるブラザー工業<6448.T>に注目。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)