欧州情勢睨みの荒い値動きも

欧州情勢睨みの荒い値動きも
前週末のユーロ圏財務相会合によるキプロス支援策(100億ユーロの金融支援と引き換えに、最大9.9%の預金課税を実施)を嫌気する形でリスク回避の円買戻しが進み、ドル/円は本日の東京市場オープン前のオセアニア市場で93円台半ばまでドル安・円高に振れた。

その後押し目買いなどから94円台後半に反発したものの上値は重く、94.30円台まで押し戻されている。

キプロス支援の決定後初の取引となる欧州市場に大きな混乱がなければ、20日には新体制の黒田日銀が発足するため円安期待は維持されるとみられ、ドル/円の下値も限定的と予想されるが、欧州市場が株安や南欧国債安(利回り上昇)などで大きく反応するようだと一段の円買戻しにつながる可能性もある。

また、キプロス議会は本日、支援策の受け入れについて採決を行う予定だが、第一党が過半数に達していない事もあって可否の見通しは不透明のようだ。

万一、否決という事になればユーロ圏の支援は見送られ、同国の債務不履行の可能性が高まるため、混乱は避けられないだろう。

ただ、議会が支援策を可決という事になれば、ユーロを中心にリスク回避の動きに急速な巻き戻しが入る事も考えられる。

本日のドル/円は欧州情勢を睨んで荒い値動きとなる可能性が高そうだ。