<キプロス・ショックでユーロの今後は?>=外為どっとコム総合研究所 川畑琢也氏

 キプロスの経済規模は大きくない。この点からキプロス問題は深刻視する必要はないという見方もあるが、ポイントはイタリアやスペインなど他の欧州諸国への波及があるかどうかだろう。ギリシャも経済規模は大きくないが、他国へ波及し欧州不安に結びついた。
 ユーロ圏財務相会合は、金融支援の条件として預金の課徴金徴収を打ち出したが、キプロスの議会による批准に向けた対応は気になる。議会で与党は過半数を取っていない様子。もし、否決されれば同国はデフォルトに陥りかねない。キプロス問題が一過性で終わるかどうか、今後の欧米市場の動向が注目されることになる。
 ユーロ円相場は1ユーロ=120円を抜ければ119円前後、ドル円は、1ドル=94円前後を抜ければ93円70銭前後がポイントとなろう。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)