東京株式(寄り付き)=過度な不安心理後退で買い戻し優勢に

 19日の東京株式市場は買い先行で始まり、寄り付きの日経平均株価は前日比184円高の1万2405円と急反発。前日はキプロスへの金融支援に際し預金課税策を懸念してユーロ不安が再燃、急速な円高を嫌気して株式市場も大きく下押す格好となったが、きょうは大きく切り返しに転じている。前日の欧米株式市場が軟調展開となるも下げ幅は限定的で、過度な不安心理が後退している。為替市場でも足もと1ドル=95円台前半、1ユーロ=123円台前半と円安方向に戻しており、これを背景に主力輸出株中心に幅広く買い戻す動きが優勢となった。日経平均株価は前日の急落で25日移動平均線とのカイ離などテクニカル面での過熱感が和らいでいる点も強み。ただ、キプロス支援問題はまだ尾を引く可能性があり、これまでの世界的な楽観ムードはやや薄れている。ユーロ圏の当面の動向を見極めたいというニーズから買い戻し一巡後は上値追いにやや慎重な展開となる可能性がある。業種別には全面高様相で、値上がり上位業種は海運、その他金融、証券、紙パルプ、倉庫、銀行など。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)