東京株式(前引け)=円安背景に買い戻しと押し目買いで急反発

 19日前引けの日経平均株価は前日比246円高の1万2467円と急反発。前場の高値圏で引け、前日の下げ幅の3分の2強を取り戻した形。前場の東証1部の売買高概算は15億4899万株、売買代金は9754億円とやや厚みを欠いた。値上がり銘柄数は1357、対して値下がり銘柄数は257、変わらずは84銘柄だった。全体の8割の銘柄が上昇している。
 前日はキプロスへの金融支援を巡るユーロ不安再燃から売り込まれた東京市場だったが、きょうはバランスを取り戻し切り返しに転じている。前日の欧米株市場は総じて軟調だったものの、下げ幅は限定的で不安心理が緩和されたほか、為替市場でも足もとは1ドル=95円60銭近辺、1ユーロ=124円台攻防と円安に寄り戻しており、主力輸出株を中心に買い戻しや押し目買い機運が台頭している。前日の引けにかけて一段安の背景となった株価指数先物への売りが、きょうは一転、買い戻され株価上昇加速要因となった。
 個別ではソニーが連日の商いトップで反発、トヨタ、ホンダなど自動車株も大きく買い戻された。みずほなど銀行株も堅調。ファナック、コマツが買われ、明治海、共栄タンカーなど海運株も値を飛ばしている。半面、ケネディクスが大幅安、住石HD、三井松島など石炭株も売られた。ダイエー、サクサなども安い。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)