東京株式(大引け)=247円高、不安心理後退で急反発

 19日の東京株式市場はきのうとは打ってかわって朝方から主力株中心に買い戻しが加速。高値圏で強調展開を続け、前日の急落の7割強を取り戻した。
 大引けの日経平均株価は前日比247円高の1万2468円と急反発。東証1部の売買高概算は28億3921万株、売買代金は1兆9464億円。値上がり銘柄数は1274、値下がり銘柄数は351、変わらずは82銘柄だった。きょうの東京市場は前日の急落を取り戻す流れとなった。前日は、キプロスへの金融支援を巡る預金課税策の浮上が嫌気され日経平均は大幅安したが、その後の欧米株市場は軟調を余儀なくされはしたものの下げ幅は限定的で、過度な不安心理が修正された。リスクオフの流れに歯止めがかかる中、為替市場では1ドル=95円台半ば、1ユーロ=123円台後半と円安方向に切り返し、株式市場でも一気に押し目買い機運が台頭した。先物への買い戻しも裁定買いを誘発し全体の戻りに反映された。白川日銀総裁がきょうで退任、あすからは黒田新総裁のもとで日銀の新体制がスタートするが、追加緩和策への期待が押し目買い意欲を増幅させている。
 個別では、ソニーが売買代金断トツで大幅高に切り返したほか、トヨタ、マツダ、ホンダなど自動車株も買われた。三菱UFJなど銀行株もしっかり。ファナック、ファーストリテも急騰。また、明治海、共栄タンカーなど中堅海運株が軒並み値を飛ばしている。一方、オリコ、アイフルが売られ、サクサ、兼松なども値を下げた。海洋掘削は大幅安。住石HD、三井松島も軟調。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)