各国株価堅調でユーロ買戻し

FOMCは現状維持
昨日の海外時間には、各国株価が堅調な動きとなったことからユーロが買い戻されました。また米長期金利が上昇したことからドル円も上昇しました。米FOMCの声明では楽観的な表現もありましたが、現在の緩和的な政策の必要性も強調されました。

欧州時間、欧州株が寄り付きから上昇したことと、キプロスの新聞が「キプロスのポピュラー銀行がロシアの投資家に40億ユーロで売却される」と報じたことからリスク選好の動きが強まって、ユーロドルは1.2950付近まで、ユーロ円は123.80円付近まで、ドル円も95.60円台まで上昇しました。一方英中銀金融政策委員会(MPC)議事録が公表されたポンドは、量的緩和の拡大を主張する委員が前回と変わらず3人だったことから一時急騰したあと、オズボーン財務相が「資産購入措置は今後数年間続くだろう」と述べたことから急反落するなど荒っぽい動きとなりました。

NY時間にはいって再び株価が上昇したことから、ユーロドルは1.2970台まで、ユーロ円は124.00円付近まで上昇幅を拡大しました。その後ポピュラー銀行売却の報道が否定されたことからユーロがやや売られ、ユーロドルは1.2940台まで、ユーロ円は123.40円台まで下落しました。

NY時間午後にはいって、FOMCが予想通り金融政策を据え置くと発表しました。声明では「少なくとも失業率が6.5%を上回り、今後1−2年のインフレが2.5%を上回らないと予想される限り、FF金利の誘導目標を維持することを決めた」「財政政策がより引き締め的になっている」などとされ、成長率見通しはわずかですが下方修正されていました。発表を受けてユーロドルは一旦下落しましたが、直後に反発して1.2970台まで上昇、その後1.2930台まで下落したあとふたたび1.2970台まで上昇する荒っぽい動きとなりました。一方ドル円は95.30円台まで売られたあと96.00円台まで上昇しました。

バーナンキ議長の会見では「(労働市場が)改善しているのは明らかだ」と楽観的な表現もありましたが「これが一時的な回復にならないようわれわれは留意する必要がある」「景気見通しに下振れリスクがあると引き続き認識している」「依然として高い失業率と比較的低いインフレは、物価安定の下で雇用の最大化に向けて進展するのを支援するような政策の必要性を強調している」などと現在の緩和的な政策維持の必要性を強調しました。

NY時間引けにかけては、ユーロドルは1.2930台まで下落しドル円は96.00円付近の動きとなりました。

今日の海外時間には独/ユーロ圏・3月製造業/サービス業PMI、英・2月小売売上高指数、加・1月小売売上高、米・新規失業保険申請件数、米・3月フィラデルフィア連銀景況指数、米・2月景気先行指数、米・2月中古住宅販売件数の発表があるほか、ファンロンパイ・EU大統領の講演が予定されています。