東京株式(大引け)=167円高、リスクオンの流れ強まる

 21日の東京株式市場は前日の米国株市場でNYダウが続伸したほか、為替市場での円安などを背景に終始買いが優勢となり、日経平均株価は大幅続伸となった。
 大引けの日経平均株価は前営業日比167円高の1万2635円と続伸、約4年半ぶりの高値水準に到達した。東証1部の売買高概算は34億2171万株、売買代金は2兆4395億円と高水準。値上がり銘柄数は1303、値下がり銘柄数は324、変わらずは81だった。
 きょうの東京市場はリスク選好ムードの中で買いが先行した。キプロス金融支援を巡るハードランディングでにわかに増幅された不安心理も後退、前日の米国株市場でNYダウが強い動きをみせており、リスク許容度拡大を受けた外国人の日本株買いへの期待が高まった。リスクオンへの巻き戻しで、為替も1ドル=96円近辺、1ユーロ=124円近辺で推移するなど円安含みで主力株中心に買い安心感を誘っている。前日まで開催されたFOMC後の声明はFRBが景気認識を引き上げたほか、事実上のゼロ金利政策維持の方針を示している。一方、国内でも、きょう夕刻の日銀の黒田新総裁の記者会見を前に、金融緩和策への思惑が全体相場を支えた。
 個別では、ソニーが大商いで堅調。オリコが買われ、アイフルはストップ高に買われた。岩谷産も一時値幅制限いっぱいまで上値を伸ばした。日経平均寄与度の高いファナック、ソフトバンクも急騰した。トヨタ、キヤノンなども高い。半面、三菱地所、三井不動など不動産株は利食われた。富士重、スクリーンなども軟調。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)