黒田新総裁、試される市場との対話力

黒田新総裁、試される市場との対話力
本日は、日銀・黒田新総裁の就任会見(18:00)が最大の注目点であろう。

日銀の「次の一手」に関しては、報道によってある程度出尽くしており、本日の会見でサプライズにつながる発言は聞かれないかもしれない。

ただし、かつて財務省で為替担当の財務官として市場と接した経験を持つ新総裁が市場の失望を誘う発言を行う事は考えにくい。

少なくとも4月3-4日の初会合での緩和拡大に期待を残す会見内容になると見られ、新総裁の市場との「対話力」が試される事になりそうだ。

また、米国では新規失業保険申請件数(21:30)の結果が注目される。

昨日のバーナンキFRB議長の会見では、FOMCで緩和規模の縮小に関する議論があった事を明らかにした上で「雇用改善が見受けられるが、一時的な改善でないことを確かめる必要がある」との発言が聞かれた。

米国景気の先行きとそれに伴う「出口戦略」に対する市場の関心が高まる中、雇用関連の経済指標の結果はドルの値動きに影響を与える可能性が高い。

その他、キプロス情勢への懸念はやや後退したとは言え、実際には目立った進展があった訳ではない(ロシアによる支援など「観測」が支えた面が強い)。

本日も関連報道に一喜一憂する場面がありそうだ。