午後:債券サマリー 先物は急反発、145円60銭へ最高値更新

 21日の債券市場では、先物中心限月6月限は急反発。黒田東彦日銀新総裁が20日に就任したことに伴う追加金融緩和期待は強く、先物・現物ともに買い意欲は強かった。
 先物市場は、後場に一時145円60銭と史上最高値を更新した。黒田総裁と岩田規久男、中曽宏の両副総裁の就任記者会見は午後6時から始まる予定だが、この日は先回り買いからの金利低下が続いた。市場には、次回日銀金融政策決定会合で資産買入等基金の国債購入対象を現在の残存1~3年の長期国債から「5年以上へ延長」(市場関係者)することを予想する向きは多い。現物債市場では、10年債は0.580%、30年債利回りは1.680%まで低下した。10年債の利回りはすでに2003年6月以来、9年9カ月ぶりの水準にあり、一段の低下余地がどれほどあるかに関心が集まっている。
 先物3月限は145円45銭で始まり、高値は145円60銭、安値は145円38銭、終値は19日比17銭高の145円57銭。出来高は2兆4821億円だった。10年債の利回りは同0.010%低下の0.580%、20年債は同0.030%低下の1.525%、30年債は同0.040%低下の1.680%だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)