外為サマリー:1ドル95円ラインで一進一退、キプロス懸念再燃しリスクオフに

 22日の東京外国為替市場の円相場は、午前10時時点で1ドル=95円01~02銭近辺と前日午後5時時点に比べ88銭の円高・ドル安。対ユーロでは1ユーロ=122円63~67銭と同1円37銭の円高・ユーロ安で推移している。
 円は、対ドルで反発。欧州中央銀行(ECB)がキプロスに対して25日までに支援合意に達しない場合、緊急流動性支援を打ち切ると通告したことを受け、キプロス不安が強まった。また、前日のドイツやユーロ圏の購買担当者景気指数(PMI)も市場予想を下回ったことから、ユーロは対ドルで一時1.28ドル台後半へ下落。欧州情勢への不安感から、米株式市場ではNYダウが下落したことがドル安要因となった。キプロス情勢に関しては「当面は警戒感が残る」(市場関係者)状況にあり、リスクオフ要因となっている。
 21日は日銀の黒田東彦総裁の就任記者会見があったが、目新しい発言はなかったことも、円買い戻しを誘った。欧州情勢への懸念が再度出ており、この日発表の独Ifo景況感指数などへの関心も高まっている。
 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.2905~06ドルと前日午後5時時点に比べ0.0026ドルのユーロ安・ドル高で推移している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)