東京株式(大引け)=297円安、円高を嫌気して急反落

 22日の東京株式市場は、前日の欧米株市場の軟調や為替市場の円高基調などを受け、リスクオフの流れの中で終始利益確定売りに押された。大引けの日経平均株価は前日比297円安の1万2338円と大幅反落、安値引けとなった。東証1部の売買高概算28億7670万株、売買代金は2兆1843億円。値上がり銘柄数は253、値下がり銘柄数は1397、変わらずは56。
 きょうの東京市場は、欧州でのキプロス金融支援を巡る先行き不透明感が漂うほか、為替市場で1ドル=94円台に入るなど円高に振れたことを背景に主力株中心に広範囲に売りが優勢となっている。前日夕刻に黒田東彦日銀新総裁が就任記者会見で2%の物価上昇目標の達成に向けた金融緩和に前向きなコメントを示したが、反応は限定的だった。寄り後も次第に下値を切り下げる展開となり、株価指数先物への売りが全体指数の下げを増幅させるパターンとなった。後場終盤に入ると為替市場でユーロ売りの動きが強まり、これを受けて主力株を中心に一段と下値を切り下げる流れに。日経平均は300円弱の下落で今年2番目となる下げ幅で着地した。
 個別では、ソニー、トヨタ、ファナックなどが値を下げ、三菱UFJなど銀行株も安い。ケネディクス、ファーストリテなども急落。ペガサス、洋エンジ、A&AMなども大きく値を下げた。半面、ディエヌエーが高く、グリーもしっかり。図書印、第一パンなど低位の材料株も値を飛ばした。ダイエーが買われ、クックパッド、ルックなども高い。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)