黒田総裁297円安の洗礼、市場は早期の〝異次元〟策を切望

 日銀の黒田東彦総裁が21日夕刻の会見で「量的、質的両面から大胆な金融緩和を進める」と表明したのを受けた22日の東京株式市場は、日経平均株価終値が前日比297円安と急反落。いきなり、手荒い洗礼を受けることとなった。
 市場関係者は「大胆な金融緩和への姿勢は感じ取れたものの、目新しい具体策が打ち出されなかった。安倍首相が求めている異次元の金融緩和策を、早期に打ち出して欲しい」としている。既に、(1)国債買い入れ年限の長期化、(2)リスク性資産の購入、(3)無期限資産購入の前倒し、(4)市場から長期国債を買い入れて資金供給する(輪番オペ)と資産買入等基金の統合により、長期国債の保有残高が日銀券残高を超えてはならないとする「日銀券ルール」を事実上廃止する──などの政策が具体策として浮上しており、その資金規模の大きさが問われることになりそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)