上値には2重の壁が…!?

キプロスへの思惑交錯-様子見
※ご注意:予想期間は3月26日と表示されていますが、本日(25日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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キプロスを巡る思惑が交錯した先週末は、様子見ムードが台頭しました。このため各通貨共に概ね小動きに留まりましたが、その中でやや目立ったのは悲観論緩和に伴ったユーロの買い戻しでした。

 「キプロスとトロイカの協議は最終段階にある」「(金融支援に関して)数時間以内に合意に達する」。キプロス政府関係者が発したこの期待コメントと週末前のポジション調整が重なったことからユーロ円は123円半ばへ反発し、そしてユーロドルは1.30ドルの大台を一時回復する動きを見せました。

 一方でこのリスク回避姿勢の後退は、進行する円買いを押し留めました。欧州株に続いてNダウも反発したこともあり、つれてドル円も95円台へと押し上げられています。もっとも主だった米経済指標等が予定されていないなど、先末は材料が乏しい中での動きでした。このためユーロが伸び悩むとドル円の上値も急に重くなり、一時94円前半へと急落するなどかなり荒っぽい値動きだったといえます。

キプロス支援は原則合意-ユーロ買い戻し
 こうした中で週初を迎える本日ですが、引き続き、キプロス情勢に右往左往する展開が想定されるところです。

 東京タイム序盤に入ってきた「キプロスとトロイカが原則合意に達する」というEU当局者コメントは、現時点でユーロ買いを大きく後押ししています。より不透明感が払拭された格好となることから考えると、この後もさらにリスク回避姿勢の巻き戻しからユーロ買い戻しが進行する可能性が指摘されるところです。そうなると円買いも大きく巻き戻される格好となり、ドル円も上値を模索する可能性が指摘されるところです。

ただし上値には2重の壁が・・!?
 もっとも債務関連の懸念は“一朝一夕”で払拭される類のものではなく、まだまだ懸念の火としては燻り続けることが想定されるところです。また今週は年度末決算に向けて、機関投資家の期限間際の駆け込みレパトリ(海外からの資金回帰=円の買い戻し)も想定しておかなければなりません。そうなると継続的な円売り圧力として機能するとは想定しづらいところでもあります。

 20日移動平均線で下値を支えられた格好になっていますので、一旦は上値を模索すると考えるのが自然といえます。それでもこれで“底打ち”と決め付けるのはまだ早計と考えるのが、こちらも自然といえます。まずは94.80-95.00円に展開している分厚いドル売りオーダーをこなすことが出来るかに注目したいところです。もっとも仮に突破したとしても、95.00~96.717円(09/8/12高値)には数多くのレジスタンスラインが展開していますが・・・?
ドル円 抵抗・支持ライン
USD/JPY
上値5:96.125(3/20-21高値)
上値4:95.981(ピボットハイブレイクアウト、大台)
上値3:95.556(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:95.390(日足・一目均衡表転換線)
上値1:95.045 (ピボット1stレジスタンス、大台、3/22高値)
前営業日終値:94.533
下値1:94.109(ピボット1stサポート、3/22安値)
下値2:93.799(日足・一目均衡表基準線)
下値3:93.684(ピボット2ndサポート)
下値4:93.173(ピボットローブレイクアウト)
下値5:92.950(50日移動平均線、大台)
14:15 抵抗・支持ライン追加