キプロスとトロイカ暫定合意でユーロ上昇

一旦ユーロ買いに
金曜日の海外時間には、キプロスの救済で進展があるとの見方が強まったことからユーロが買われました。一方ドル円はクロス円と米長期金利の動きを睨んだ動きで、94円台を中心として上下しました。

欧州時間序盤、発表された独・3月IFO景況指数が予想をやや下回ったことから株価が下落し、ユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.2890付近まで、ユーロ円は121.40円台まで下落しました。しかし株式市場がすぐに反発したことからユーロ買いも強まりました。その後キプロス政府報道官が「キプロスとトロイカの協議は最終段階にある」と述べたことなどからユーロ買いが強まって、ユーロドルは1.2960台まで、ユーロ円は122.90円台まで上昇しました。この間ドル円は、一旦リスク回避の動きで94.20円付近まで下落しましたが、米長期金利の上昇に伴って95.00円台まで上昇しました。

NY時間にはいって、キプロス議員が「今後数時間で合意があると確信」と述べたことなどから再びユーロ買いが強まって、ユーロドルは1.3000台まで、ユーロ円は123.40円台まで上昇しました。その後もキプロスに関して様々な報道がありましたが、ユーロ相場に与えた影響は限定的でした。一方ドル円は、米長期金利が低下する動きとなったことから94.20円台まで反落しましたが、NY時間引けにかけてはもみ合いとなりました。NY時間午後に、格付け大手フィッチが「英国の格付け「AAA」を「ウォッチ・ネガティブ」にする」「目先に英国の格付けを引き下げる可能性が高い」と発表したことからポンド売りが強まる場面がありました。

キプロスの問題で進展が見られなかったことから、週明けのオセアニア市場ではNY時間の引けよりもややユーロが売られて取引を開始しましたが、東京時間午前に「キプロスが支援条件でトロイカと暫定合意」と報じられたことからユーロ買いが強まって、ユーロドルは1.3040台まで、ユーロ円は123.70円台まで上昇しました。

今日の海外時間には目立った指標発表の予定はありませんが、ダドリー・米NY連銀総裁、バーナンキ・米FRB議長、キング・英中銀総裁の講演が予定されています。