キプロス、救済策でトロイカと暫定合意だが

ECBのデッドラインに間に合う
今日東京時間午前、ECBの設けたタイムリミット直前に、キプロス大統領はファンロンパイEU大統領、ECBのドラギ総裁、IMFのラガルド専務理事らと救済についての暫定合意に達しました。

詳細は明らかにされていませんが、問題となっている国内第2位のポピュラー銀行を正常債権のグッドバンクと不良債権のバッドバンクに分割し、グッドバンクとポピュラー銀行が中央銀行からいる90億ユーロは国内第1位のキプロス銀行に引き継がれる見通しです。

預金に関しては10万ユーロ以下の預金が全額保護される見通しですが、キプロス銀行およびポピュラー銀行の10万ユーロを超える預金には大幅な負担を求める見通しです。一部報道によれば、その負担は40%とも言われています。

この暫定合意が、その後ユーロ圏財務相らによって承認されたことによって、とりあえず今回のキプロス・ショックは山場を越えた模様です。今回の決定は、キプロスの議会の承認は必要ない、と言われていますが、預金者に大幅な負担を強いるため、本当に議会の承認が必要ないのか?また今後支援する側のドイツなどの議会でこの支援策の承認が必要になる可能性もあり、ここでまた条件が付けられる可能性があります。

今回の暫定合意は、欧州時間の25日までにキプロスがEU、ECB、IMFのいわゆるトロイカと支援で合意できなければ、これまでECBが行ってきたキプロス中銀を通じたキプロスの銀行への流動性の供給を停止する、としたためなんとか合意したものです。細部に関してはまだ未定の部分もあると見られる事もあって、一つ目の山を越えたというのが正しい考え方かもしれません。