一辺倒にはなりづらい…!?

リスク回避の巻き戻しは短命-ユーロ円
※ご注意:予想期間は3月27日と表示されていますが、本日(26日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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 「キプロスとトロイカが原則合意に達する」との報をキッカケにしたリスク回避の巻き戻しは、短命に終わりました。

 イタリアの格下げ観測が重荷になったこともありますが、ダイセルブルーム・オランダ財務相の「キプロスのケースはその他ユーロ圏諸国のひな型と見なされるべき」というコメントが“スペイン等の債務懸念国にも適用される”との思惑につながったからです。このため再びリスク回避姿勢が台頭しており、123円後半まで上昇していたユーロ円は120円ライン付近まで急反落となりました。
利益確定・ポジション調整もあり連れ安-ドル円
 一方で、95円台回復を窺っていたドル円も、こうした動きにつられる格好で93円半ばへと反落しています。特に今週は月末・四半期末・年度末(日本)、さらに週末にはイースター休暇も控えているとあって、利益確定・ポジション調整が入りやすい状況でもあります。これがこうした動きを後押しした感は否めず、日銀追加緩和への根強い思惑から下値は限定されているものの、より上値が重い展開となっています。
円買いはどこまで継続する…?
 こうした中で本日の展開ですが、まずは“現在の円買い姿勢がどこまで継続するのか?”に注目が集まるところです。リスク回避姿勢が優勢となりつつありますが、最悪の事態(ユーロ圏離脱等)が回避されたことは事実であることから、このまま加速していくとは想定しづらいところです。ただし先月28日以降初めて20日移動平均線(本日は94.70円付近)をNY終値ベースで割り込んだことから、テクニカル的にはより上値の重さが意識される可能性が高まっています。50日移動平均線が93.05円付近に展開していますので、ここで下値を支えることが出来るか?が下値のポイントといえるかもしれません。
ちょっとしたキッカケで反発する可能性も…
 一方で、リスク選好もしくはリスク回避の巻き戻し一辺倒といった展開にはなりづらいものの、前記したように日銀追加緩和への根強い思惑は依然として残っています。また米景況感を背景にしたリスク選好への思惑も一定量は存在し続けていることから、材料出尽くし等の“ちょっとしたキッカケ”で反発する可能性は残っています。

 ドル売りオーダーがズラッと並ぶ94.70円(20日移動平均線)~95.00円(大台)を突破するには別の材料が必要と思われますので、同ライン付近までの反発を上値のメドとして意識しつつ、警戒を怠らないようにしておきたいところです。
ドル円日足チャート抵抗・支持ライン
USD/JPY
上値5:96.125(3/20-21高値)
上値4:95.625(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:95.120(3/12~3/25の50%戻し、日足・一目均衡表転換線)
上値2:94.956 (3/25高値、大台、ピボット1stレジスタンス)
上値1:94.693(20日移動平均線、3/12~3/25の38.2%戻し))
前営業日終値:94.114
下値1:93.799(日足・一目均衡表基準線)
下値2:93.531(3/25安値、ピボット1stサポート)
下値3:93.045(50日移動平均線、大台、3/6安値)
下値4:92.775(ピボット2ndサポート)
下値5:92.000(大台、2/28安値、ピボットローブレイクアウト)
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15:11 抵抗・支持ラインを追加