東京株式(前引け)=海外株安、円高受けて反落も下げ渋る 

 26日前引けの日経平均株価は前日比29円安の1万2516円と小幅反落。前場の東証1部の売買高概算は14億9026万株、売買代金は1兆104億円。値上がり銘柄数は674、対して値下がり銘柄数は873、変わらずは158銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は前日の欧米株が総じて安く、為替市場では対ドル、対ユーロともに円高が進行し、朝方はこれを嫌気して輸出主力株中心に広範囲に売りが優勢となった。前日に日経平均株価は200円超の上げを示し、東証1部の騰落レシオも144%弱と高水準であったことも、利益確定売りを誘発した。ただ、きょうは3月期末の配当や株主優待の権利取り最終日にあたることで、押し目には権利取り狙いの買いが入ったほか、日銀新体制下での追加緩和期待から寄り後は下げ渋る動きをみせた。日銀の黒田総裁は衆院財務金融委員会で、金融緩和のために買い入れる国債の残存年限の拡大について検討するとのコメントを示したほか、2%のインフレターゲットの達成に意欲をみせており、これを受けて株式市場を下支える買いが入った。為替市場でも前場取引時間中に対ユーロを軸に円安方向に揺り戻す展開となり、これもプラスに作用した。
 個別ではソフトバンクが大商いで高いほか、ファナック、ケネディクスなども買われた。常磐興産、コープケミ、井筒屋などの低位材料株も強い。半面、ソニー、ディーエヌエーが軟調、トヨタも冴えない。コニカミノルタ、古河機などが大幅安となった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)