ユーログループ議長「キプロスの銀行再編、前例とみなされるべき」

キプロス金融委員会委員長「ユーロ圏離脱の利益を検討すべき」
昨日の海外時間には、キプロス議会の金融委員会委員長が「ユーロ圏離脱の利益について検討する必要」と述べたことや、ダイセイプルーム・ユーログループ議長が「キプロスの銀行リストラ計画、そのほかのユーロ圏の前例とみなされるべき」と述べたことからリスク回避の動きが強まってユーロ売り、円買いが強まりました。

欧州時間序盤、特段のニュースはありませんでしたがややユーロ売りが先行して、ユーロドルは1.2980台まで、ユーロ円は122.80円台まで下落しました。しかし欧州株が上昇幅を拡大する動きとなるとユーロ買いが強まって、ユーロドルは1.3020付近まで、ユーロ円は123.40円付近まで上昇しました。その後米長期金利が上昇したことから全般的にドル買いが強まって、ドル円は94.90円台まで上昇し、ユーロドルは1.2970台まで下落しました。

NY時間にはいって、キプロス議会の金融委員会委員長パパドブロス議員が「キプロスのユーロ圏離脱の利益について検討する必要がある」と述べたことからユーロ売りが強まってユーロドルは1.2900台まで、ユーロ円は122.00円台まで下落しました。さらにダイセイプルーム・ユーログループ議長が「キプロスの銀行リストラ計画、そのほかのユーロ圏の前例とみなされるべき」「(経営難の銀行が資金調達できない場合)株主や債権保有者と話して彼らに銀行資本再編への貢献を求める。必要なら預金保険対象外の預金者もだ」などと述べたことからリスク回避の動きが広がる中、さらにユーロ売りが強まって「ムーディーズがイタリアの格付けを引き下げる」との噂が広まったことも手伝ってユーロドルは1.2830付近まで、ユーロ円は120.00円台まで下落幅を拡大しました。この間米長期金利が低下したこともあってドル円は93.50円台まで下落しました。

その後ECBが「キプロスから緊急流動性支援の要請があれば反対しないことを決定」としたことからユーロが下げ止まって、ユーロドルは1.2880付近まで、ユーロ円は121.10円台まで、ドル円も94.10円付近まで買い戻されました。

今日の海外時間には米・2月耐久財受注、米・1月S&P/ケースシラー住宅価格指数、米・3月CB消費者信頼感指数、米・2月新築住宅販売件数の発表が予定されています。