外為サマリー:1ドル94円10銭台の円高・ドル安、欧州懸念を引きずる展開に

 26日の東京外国為替市場の円相場は、午後3時時点で1ドル=94円19~20銭近辺と前日午後5時時点に比べ41銭の円高・ドル安。対ユーロでは1ユーロ=121円22~26銭と同1円72銭の円高・ユーロ安で推移している。
 日銀黒田総裁が、衆院財務金融委員会で積極的な金融緩和を進めることを示唆したことを受け円は対ドルで一時、94円40銭台の円安方向に振れたが、その後は94円10銭前後での一進一退が続いた。ユーロ圏財務相会合のデイセルブルム議長が「キプロス支援の枠組みは他国への支援のひな型になるとの認識を示した」との報道が流れ、キプロス支援後の欧州情勢への懸念が台頭。ユーロ圏諸国への経済救済に際しては、銀行の大口預金者に一定の損失負担を求められる可能性が浮上したことから、欧州不安を再度、材料視する動きが出ている。この日は米1月S&Pケース・シラー住宅価格や米2月住宅着工販売件数などの発表があり、米景気指標の内容次第で為替相場が動く可能性が出ている。
 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.2870~71ドルと前日午後5時時点に比べ0.0096ドルのユーロ高・ドル安で推移している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)