外為サマリー:1ドル94円後半の円安・ドル高、日銀の金融緩和期待が再度強まる

 27日の東京外国為替市場の円相場は、午前10時時点で1ドル=94円62~63銭近辺と前日午後5時時点に比べ39銭の円安・ドル高。対ユーロでは1ユーロ=121円70~74銭と同55銭の円安・ユーロ高で推移している。
 前日の海外市場ではキプロス問題など欧州懸念はやや落ち着き、米国の景気指標は強弱まちまちだったが、NYダウが史上最高値を更新したことはドル買い要因に働いた。この日、日本経済新聞が「日本はデフレ脱却へ国債買い入れを拡大するため新たな購入目標を設ける」と報じ、あらためて日銀の追加金融緩和への期待が強まった。市場の思惑として浮上していた日銀の臨時の金融政策決定会合は「開催の可能性は乏しくなった」(市場関係者)といい目先の円売り要因に欠ける状況が続いたが、次回の日銀会合で米連邦準備制度理事会(FRB)の量的緩和を参考にした追加緩和が実施されそうだ。ただ、円は対ドルで95円ラインに接近すると買い戻しが強くなり、今後は94円台のレンジ相場抜けが焦点となりそうだ。
 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.2862~63ドルと同0.0050ドルのユーロ高・ドル安で推移している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)