まだ「リスク回避/選好」に揺れ動く…!?

依然として上値が重い-ユーロドル
※ご注意:予想期間は3月28日と表示されていますが、本日(27日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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 キプロス問題を背景にした“リスク回避/選好に揺れ動く思惑”は、昨日もマーケットを振り回しました。このためマーケットの中心に位置するユーロには、依然として上値が重い展開を強いられています。このため約4カ月ぶりの安値水準へと下落しているユーロドルは、前日終値(1.28ドル)付近から抜け出すことが出来ず、低迷を続けています。
リスク回避が後退-ドル円
 一方で、昨日発表された米経済指標は概ね良好な結果となりました。そしてこれを材料視したNYダウが史上最高値を更新したことで、米国絡みでは徐々にリスク回避姿勢が後退していきました。この影響でドルは堅調推移に移行すると共に円には一転して売り圧力がかかり、前日に93円半ばへと値を落としていたドル円は4営業日ぶりの反発となって94円半ばへと値を戻しています。
“ドル買い・円売りの継続性”がポイント
 こうした中で本日の展開ですが、まずは現在の“ドル買い・円売りの継続性”がポイントと見られるところです。

 NYダウの史上最高値更新に伴って、本日は日経平均に権利落ちという弱材料があるものの、アジア株式全体で見れば比較的堅調な展開が期待されるところです。さらに来週には日銀追加緩和が期待される状況でもあり、リスク許容度がさらに改善してもおかしくない状況でもあります。
95円付近のドル売りオーダーを早期に消化できるか…?
 しかしながら一方で、日銀追加緩和に関しては概ね“織り込み済”といえます。さらに今週は月末・四半期末・年度末(日本)に加えて、イースター休暇も控えています。このため利益確定・ポジション調整が入りやすい状況にある中で、欧州(キプロス)情勢はまだまだきな臭いものを孕んでいます。特に「10万ユーロ超の預金に対して恒常的に負担を求める」ことを“法制化する動き”が出始めていることから、不透明感がより一層増大する可能性も想定しておかなければなりません。

 95円付近に積み上がっているドル売りオーダーを早期にこなすことが出来れば少し話は変わってきますが、そうでなければ円売りを新たに仕掛けるような動きは敬遠されやすいと考えるのも自然なところです。NYダウの史上最高値更新からリスク許容度が改善しやすい状況ではありますが、まだ“リスク回避/選好に揺れ動く思惑”に左右される地合いと考えておきたいところです。