<話題の焦点>=新組織で海外強化、拡大続く医療機器・サービス市場

 少子高齢化の進展に伴い、医療費が増加しているのは周知の通りだが、それにつれ医療関連市場も拡大の一途を辿っている。医療関連市場とは医薬品、医療機器、医療用消耗品などが知られるが、それ以外にも業務や病院経営の効率化を支援する医療周辺サービスまで多岐にわたる。

 こうした市場が拡大する背景には、高齢化を背景とした患者数の増加がある。従来使用されてきた医療機器であっても、少ない人手で安全かつ効率的に使用できるよう、機能を向上させた製品の登場が市場拡大に一役買っているほか、コストの概念が希薄だった病院経営にITを導入するなどし、経営をコンサルティングするサービスも登場しているのだ。

 また、国内だけでなく、海外にも目を向けた動きも加速してきた。政府は4月をメドに日本の医療機器やサービスを海外に売り込む組織を官民共同で立ち上げる方針だ。6月にまとめる成長戦略にも盛り込まれ、成長戦略の医療・健康分野の柱となる見通し。医療関連ビジネスは国内外の展開強化でさらなる拡大期を迎えることになろう。

◆主な医療機器・サービス関連銘柄

エムスリー<2413.T>      医師向け情報提供サイトで医師の約8割を会員に持つ
シップヘルスケアHD<3360.T> 病院の建て替えや新築開業時の経営コンサルティングなどを総合的に提供
ホギメディカル<3593.T>    手術室運営の分析から手術キット注文までを行う「オペラマスター」を展開
テルモ<4543.T>        輸液や注射器など病院で日常的に使われる製品に強み
総合メディカル<4775.T>    医療器材レンタル・リースのほか医師の転職支援・開業コンサルティングも展開
ナガイレーベン<7447.T>    白衣や手術着で約6割のシェアを有する
マニー<7730.T>        手術用のアイレス針メーカー。1万種を超える手術用針を製造
大研医器<7775.T>       吸引物を空気に触れさせずに処理する吸引器でシェア伸ばす

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)