<私の相場観>=松井証券・シニアマーケットアナリスト 窪田 朋一郎氏

 相場は4月新年度入りとなるが、当面は欧州問題で下に振られる展開はあっても、国内要因からは売り材料に乏しい。買い主体である外国人投資家の物色意欲も高水準を保っており、引き続き腰の強い相場が予想される。

 相場の曲がり角がいつ来るのかを考えた場合、やはり株式需給面から鍵を握るのは外国人の存在だろう。5月にはヘッジファンドの決算月も絡み、売り圧力が顕在化する可能性がある。また、日柄的にも、過去の〝小泉郵政解散〟時の上昇相場では半年でとりあえず買いが一巡した経緯がある。今回、昨年11月から始まった安倍政権を買う相場でも、4月で半年を迎えることで買い疲れ感も意識されるところだ。したがって、今年もゴールデンウイーク近辺が鬼門となる可能性がある。

 日経平均株価は短期的にはまだ上値余地があり、1万3000円近辺をうかがう展開を想定している。ただ、4月下旬以降は注意が必要で、1万2000円前後への調整も考慮しておきたい。

 目先の物色対象は欧州要因を念頭に置き、内需株が優勢とみる。その中で不動産株などはまだ上値妙味を内包している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)