日銀の追加緩和期待で円売り強まる

キプロスの預金課税を巡る報道でユーロ乱高下
昨日の海外時間には、「EUは各国共通のルールとして、銀行が破綻した際に、高額預金者に負担を強制する可能性がある」と報じられユーロが急落しましたが独議員が「キプロス預金者の損失負担は他のユーロ圏諸国に対するひな型でない」と述べて買い戻されました。一方日経新聞の報道を受け、追加緩和期待の高まった円は売られました。

欧州時間、発表された仏消費者信頼感指数が予想を下回ったこともあって、欧州株が下落したことなどからユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.2840付近まで、ユーロ円は120.85円台まで下落しました。しかし株価が反発する動きとなるとユーロも買戻しが強まって、ユーロドルは1.2880台まで、ユーロ円は121.30円付近まで上昇しました。一方ドル円は、一旦94.00円付近まで下落しましたが、その後じり高となって94.40円台まで反発し、ユーロ円も121.50円台まで上昇しました。しかし再び欧州株が下落に転じると、ユーロ売りも強まって、ユーロドルは1.2840台まで、ユーロ円は120.90円台まで、ドル円も94.10円台まで下落しました。

NY時間にはいって、寄り付きからNYダウが上昇する展開となると、リスク選好の動きでユーロドルは1.2880付近まで、ユーロ円は121.40円台まで、ドル円も94.40円台まで上昇しました。しかし「EUは各国共通のルールとして、銀行が破綻した際に、高額預金者に負担を強制する可能性がある」と報じられるとユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.2820台まで、ユーロ円は120.70円台まで急落し、ドル円も94.10台まで下落しました。しかし独議員が「キプロス預金者の損失負担は他のユーロ圏諸国に対するひな型でない」と述べるとユーロは急反発し、ユーロドルは1.2890付近まで、ユーロ円は121.50円台まで上昇しました。

NY時間午後にかけて、ユーロは再び上値の重い展開となって、ユーロドルは1.2840台まで下落したあと1.28台半ばのレンジ取引となりました。
この間ドル円は、日経新聞が「日銀はデフレ脱却に向けて国債買い入れを拡大するため新たな購入目標を設ける」「4月3−4日に開く金融政策決定会合で検討し、黒田東彦総裁への交代を機に、金融政策の大胆な転換を強調する」などと報じたことから円売りが強まって、ドル円は94.60円台まで、ユーロ円は121.60円台まで上昇しました。

東京時間にはいって、岩田一政元日銀副総裁が、4月の日銀金融政策決定会合で日銀が国債の購入額を月額4兆円から6兆円に増額する、などと述べたことから円売りが強まっています。

今日の海外時間にはスイス・3月KOFスイス先行指数、英・第4四半期GDP、英・第4四半期経常収支、ユーロ圏・3月業況判断指数、加・2月消費者物価指数、米・2月中古住宅販売保留指数の発表が予定されています。