<株式トピックス>=配当権利落ち即日で埋めでも、気にかかる売買高の減少

 27日の東京株式市場は、朝方午前10時前後に一時伸び悩んだものの、後場はほぼ前日比プラス圏での推移となり、大引けにかけて締まる展開となった。日経平均株価終値は、前日比22円高の1万2493円と反発した。日経平均株価の3月期末配当権利落ち幅は89円程度(市場推計)とされたが、これを即日で埋めて実質100円を超える上昇となり、地合いの強さを示した。
 ところが、一方で気になるのが売買高の急速な減少だ。27日の東証1部の売買代金は概算で1兆8977億円と2営業日ぶりに2兆円の大台を割り込んだ。さらに、売買高は24億8390万株で、昨年12月25日の22億3494万株以来、約3カ月ぶりの低水準と減少した。
 前日までの3月期末の配当取り狙いの買いが無くなったことや、期末を控えて国内機関投資家が動き難いこと。さらに、現地週末29日の聖金曜日(グッドフライデー=米株式市場は休場)を含む、海外投資家のイースター(復活祭)休暇入りなどが重なり、市場参加者の減少から市場エネルギーが低下することが予想される。
 当面の焦点は、来週の4月3~4日に開催される日銀の金融政策決定会合だが、事前の期待感が大きいだけに、その後の失望売りに対する警戒感を先取りしたポジション調整の売りも懸念される。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)