東京株式(寄り付き)=円高、欧州不安を映し反落スタート

 28日の東京株式市場は売り先行でスタート、寄り付きの日経平均株価は前日比36円安の1万2457円と反落。ユーロ圏ではイタリアで政局不透明感と合わせて財政懸念が再浮上していることなどから、目先リスクオフのムードが台頭している。前日の米国株市場ではNYダウが33ドル安と軟調、3月のユーロ圏の景況感指数などの景気指標が悪化に加え、イタリアの連立政権樹立に向けた協議が難航するなど、欧州での不透明材料が株価の上値を押さえた。ただ、米国景気は好調を維持しているほか、ミネアポリス連銀総裁が、一段の緩和策が必要との認識を示すなど金融緩和への期待感が株価を下支えしており、東京市場でも寄り付きの下げ幅は限定的。為替市場では海外で1ユーロ=119円台まで円高・ユーロ安が進むなどリスクオフの流れを反映しているが、株式需給環境は良好で押し目買い意欲は根強いようだ。業種別には安いものが多く、値下がりで目立つのはゴム製品、石油、繊維、輸送用機器、建設など。一方、電力ガス、その他金融、小売り、情報通信などが堅調。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)