まだ上を下への乱高下…!?

またしてもリスク回避-ユーロ売り
※ご注意:予想期間は3月29日と表示されていますが、本日(28日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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 やはり“リスク回避/選好に揺れ動く思惑”が、マーケットを左右する日々が続いています。またしても昨日は、リスク回避姿勢の台頭からユーロが大きく売られています。

 「28日の銀行業務再開」が決定されるなど、キプロス情勢は比較的落ち着いていた感があります。しかしながら「現金の国外持ち出し制限」や「小切手の現金化禁止」等、取り付け騒ぎ回避に向けた対策を行った上での業務再開となることから、リスク回避を緩和させるほどの材料とはなりませんでした。一方で昨日は弱めの欧経済指標に、久方ぶりにイタリア政局不安も取りざたされたことで、幅広い通貨に対してユーロ売りが進行しました。こうしてユーロ円は一時120円の大台を割り込み、そしてユーロドルは4ヶ月振りの安値となる1.27ドル半ばまで下落しました。
つれて下落-ドル円
 この円買い・ユーロ売りの動きにつられる格好で、ドル円も下落傾向を強めました。年度末・イースター休暇を控えた利益確定・ポジション調整が入りやすい状況下、リスク回避を背景にした欧米株式市場の下落が追い風となったからです。また「現行のQE(米量的緩和)の継続は適切」とボストン・シカゴの両連銀総裁が示したことで米長期金利が低下したことも後押したことで、NYタイム中盤には94円ライン割れ寸前のところまで下値を拡大しました。もっともリスク回避姿勢はドル買いにも機能していることから、93円台に突入することは出来ませんでした。
休場を明日に控える欧州市場に要警戒!
 こうした中で本日の展開ですが、引き続き“リスク回避/選好に揺れ動く思惑”にて左右される状況は続きそうです。

 まず注目の欧州絡みでは、再注目されたイタリア情勢を巡る突発的な報道・要人発言が警戒されるところです。落ち着いている感があるとはいえ、キプロス情勢はまだまだ予断を許さないところです。何より本日は独小売売上高・雇用統計、欧マネーサプライ・LTRO(欧流動性供給オペ)返済額発表が予定される中、明日には聖金曜日で欧州市場が休場となります。このためこれらをキッカケにして、“リスク回避/選好の思惑がにわかに蠢く”ことが警戒されるところです。
日銀・米景況感への思惑にも気を配るべき
 一方で、日銀追加緩和への期待感は依然として継続しています。このため「リスク回避的な円買いは加速しづらい」との声も根強く、“94.20-00円に展開する分厚いドル買いオーダーをこなすことが出来るか?”をドル円の目先の下値ポイントと見る向きが増えつつあります。同ラインを割り込むようなことがあると、3/25安値(93.531円・Bid)を経て、さらなるポジション調整が加速する可能性が否定出来ないからです。

 もっとも米景況感への思惑が漂う中で、本日も主だった米経済指標(GDP等)が予定されています。“リスク回避/選好に揺れ動く思惑”によって“一方向への動き”ではなく、またしても“上を下への乱高下”となる可能性を十分に警戒しておきたいところです。
ドル円日足チャート抵抗・支持ライン
USD/JPY
上値5:95.959(3/12~3/25の76.4%戻し、大台)
上値4:95.777(ピボットハイブレイクアウト)
上値3:95.339(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:95.120(3/12~3/25の50%戻し)
上値1:94.901(3/27高値、ピボット1stレジスタンス、20日移動平均線、大台)
前営業日終値:94.453
下値1:94.015(ピボット1stサポート、3/27安値、大台)
下値2:93.799(日足・一目均衡表基準線)
下値3:93.531(3/25安値、ピボット2ndサポート)
下値4:93.255(50日移動平均線)
下値5:92.997(3/6安値、大台)
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15:12 抵抗・支持ラインを追加