<私の相場観>=上田ハーロー・マーケット企画部長 山内 俊哉氏

 為替相場は、ユーロが落ち着けば4月末に向けドル高・円安が見込めると予想している。

 ドル円相場のレンジは92円20~97円50銭を想定している。

 来月初旬の日銀金融政策決定会合は、市場で予想された内容となり意表を突いた政策は出てこないとみている。市場の反応をみて、次回の同月26日の会合での対応を判断するように思える。

 このなか、来月初旬の日銀会合で一旦、利食いが出る可能性もある。この局面で状況次第では92円前半の円高も予想される。その後、次回の日銀会合に向け97円50銭を目指す状況を想定している。来月初旬と下旬の日銀会合の間に臨時会合も考えられる。

 2年以内に物価上昇率2%を目指すという目標はスケジュール的にはきつく、大胆な金融緩和に出てくることは想定できる。日銀が新体制に変わり、今後はマネタリーベースがどの程度増えるかに注目している。

 リスクシナリオは、ユーロを巡る情勢。欧州の経済は良くなく、主要国の状況次第でユーロ安も予想される。ユーロは対ドルで1.25~1.31ドルを想定している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)