外為:キプロス・イタリア情勢次第で「一段のユーロ安・円高」の見方も

 キプロスやイタリアの情勢不安を背景にユーロ安が進んでいる。ユーロは27日に一時、対ドルで4カ月ぶりの安値となる1.275ドルをつけた。注目を集めているのが、キプロスとイタリア情勢だ。きょうから、キプロスの銀行は営業を再開する。預金引き出し金額は上限が1日あたり300ユーロ(約3万6000円)で4日間の制限付きと引き出せる額や期間は限られている。
 ただ、「預金者が引き出しに殺到すると不安心理が他の欧州各国に飛び火しかねない」(市場関係者)ことが懸念されている。また、イタリアも連立政権樹立が難航している。イタリア国債金利も上昇しており、この日の欧米市場でのユーロの動向が注目されている。
 ユーロの下値メドに対しては、一部アナリストからは昨年11月13日に記録した1ユーロ=1.2660ドルという見方が出ている。同様に、ドル円は93円50~60銭、ユーロ円では1ユーロ=118円が下値メドとも見られている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)