外為サマリー:1ドル94円10銭台の円安、欧州不安が高まる

 28日の東京外国為替市場の円相場は、午後3時時点で1ドル=94円11~12銭近辺と前日午後5時時点に比べ60銭の円高・ドル安。対ユーロでは1ユーロ=120円38~42銭と同1円07銭の円高・ユーロ安で推移している。
 欧州情勢への不透明感からユーロが下落。ユーロは対ドルで1ユーロ=1.2789~90ドルと同0.0034ドルのユーロ安・ドル高で推移している。前日に欧米市場で1.275ドル台と2012年11月以来、4カ月ぶりの安値をつけている。「キプロス・イタリアなど欧州情勢に不透明感が強まった」(市場関係者)ことがユーロ安の要因。キプロスでは、この日から銀行の営業が再開されるが、預金者が殺到するようなら不安心理が他国へ飛び火することが懸念されている。
 また、イタリアでは政権樹立が難航しているほか、イタリア国債の格下げの噂も浮上している。欧州不安が一過性でとどまるかが関心を集めており、この日の欧米市場の動向が注目を集めている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)