あす(29日)の株式相場見通し=期末の売りこなし反発、外国人は19週ぶり売り越し

 あす(29日)の東京株式市場は、日経平均株価が反発する見通しだ。年度末、週末が重なることから、持ち高整理の売りが出やすい一方で、3月期末の株価評価を意識したお化粧買いの可能性を指摘する向きもある。
 28日の東京株式市場は、前日の欧米株の軟調を引き継ぎ下値を模索する展開。後場後半はやや下げ渋ったものの終始軟調で、日経平均株価終値は、前日比157円安の1万2335円と急反落した。外国為替市場では、対ドル、対ユーロでともに円高が進行し、株価の下落を加速させた。
 また、東証が28日引け後に発表した3月第3週(3月18~22日)の投資部門別売買動向で、外国人投資家は918億円と19週間ぶりの売り越しを記録。市場関係者からは「キプロス金融支援問題や、イタリア政局不安などで欧州金融システム懸念が再浮上したことで、海外ヘッジファンドなど短期筋が利益確定の売りを優先させたようだ。ただ、大きなトレンド転換ではなく、一時的な売り越しの可能性が高い」との見方が出ていた。
 日程面では、2月の鉱工業生産指数(速報)、2月の完全失業率・有効求人倍率、2月の全国消費者物価指数、産業競争力会議開催が焦点。海外では、2月の米個人消費支出、聖金曜日の休日で米、英、香港などの株式・債券市場は休場(為替市場は通常取引)に注目。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)