東京株式(前引け)=買い手控え感強まり、小反落

 29日前引けの日経平均株価は前日比4円安の1万2331円と小反落。前場の東証1部の売買高概算は11億9651万株、売買代金は7568億円。値上がり銘柄数は347、対して値下がり銘柄数は1288、変わらずは75銘柄だった。日経平均は小幅安にとどまっているが、値下がり銘柄数は全体の75%強に達しており全般売り圧力が強い。出来高も低調だ。
 きょう前場の東京株式市場は前日の米国株市場でNYダウが2日ぶりに最高値に買い進まれたほか、S&P500指数も約5年5カ月ぶりに最高値を更新するなど、リスクオンの流れを引き継いで主力株中心に高く始まったが、その後は戻り売り圧力に押された。きょうは海外市場で聖金曜日により休場となるところが多く、海外投資家の動きが鈍いほか、前週の投資主体別売買動向では外国人投資家が19週ぶりに売り越しに転じており、これまで相場を牽引してきた海外資金の流入期待がやや減速している。また、3月年度末の最終営業日ということもあって、総じて買い手控え感が強まっている。
 個別ではケネディクスが安く、パナソニックが急落、三菱地所など不動産や、三井住友など銀行も安い。アジア投資も急反落した。半面、ファナックが堅調、東電も上昇。油研工、三井金なども活況裏に買われている。石川製、豊和工など防衛関連の一角も買いを集めている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)